自らの好きなことを追求し、その結果がビジネスにつながることになれば
それに勝る幸福はないと言える。
愛知県豊橋市を拠点にキャンピングカーの製造、販売などを手掛ける
『株式会社ケイワークス』の代表取締役・黒田功氏は
まさにその幸福な物語を体現したひとりだ。
黒田社長は、20代の頃からオートバイのレースの世界に身を置いてきた。
そこは最速のマシンを生み出すために試行錯誤する
“ものづくりの世界”でもある。
そこで培った技術と好奇心を活かし、30歳の頃からは
キャンピングカーの製造という新たな“楽しみ”にのめり込んでいった。
1998年に個人事業としてケイワークスを旗揚げすると、
8年後の2006年には法人化。その後も順調に売り上げを伸ばしていった。
しかし「もろ手を挙げて喜べる状況というわけではなかった。」と、
黒田社長は当時を振り返る――。
順調に見えた経営の陰に潜む違和感。その正体とは?
本誌では、黒田社長がNBCとともに経営改善の第一歩を踏み出し、
真摯に向き合い、行動力とスピード感をもって解決されていくまでの歩みと
さらなる高みを目指すために行っている
新たな「仕組み」づくりについて詳しくご紹介する。