町の面積の9割を森林が占める高知県長岡郡大豊町。
自然の恵み豊かなこの地で『大豊林業株式会社』は
創業以来40年間、林業を営んできた。
入社2年目で社長を引き継ぐことになった小川社長。
社員は知らない人ばかりで、何から着手すればいいかわからない、
当時の3期連続赤字から脱却しようにも
「問題点があまりにもありすぎて……。」と当時を振り返る。
山積みの課題の中でも早急な対応を必要としていたのが、
部門間のコミュニケーション不足。
情報共有がなく、垣根を超えた連携ができないことで
チャンスロスも頻繁に発生していたという。
木を育てるように丁寧に人と向き合い、
自立・自律の風土を磨き上げる――。
本号では、そうした地道な取り組みの継続で
「3期連続黒字」を達成された、
次世代につなぐ「持続可能」な経営をご紹介する。