売上昨年対比114.8%
売上総利益昨年対比117.1%
営業利益昨年対比175.7%達成

業種
総合小売業
社員数
330名(取材当時)
売上
60億(取材当時)

NBCとの出会い

 「社員が自ら考え行動し、各店舗で問題解決できる組織」を作りたいと思い描いていたわたしは、毎日幹部を集め会社の考えを直接伝える場を設けるなど、社員教育を行っていました。独自に学んだ労働分配率管理を各店舗に指示したことも、社員の成長を願ってのことでした。
 売上を犠牲にしてでも、労働分配率を下げる覚悟をし、実行した結果、無理なシフト調整がたたり、次第に接客・商品補充・清掃等の店舗環境やスタッフのモチベーション、顧客へのサービスは悪化―。想定以上に客数・売上は減少した…。そんな中、目に留まったのがNBCからのセミナー案内でした。
厳しい財務状況に置かれていたこともあり、セミナー受講後、自社の課題を掘り下げ改善の方向性を明確化する「実践社長塾®」への参加を決意しました。
 2日間の「実践社長塾®」において、財務分析や社風調査の結果をもとに「売上至上主義が災いし、資金留保ができていない」「店舗別の業績管理が行えていない」「各店舗を管理する店長・マネージャーの利益意識が低く、また部下育成を行っていない」「やりがいを感じている社員は多いが、会社の方向性に不安を感じている」などさまざまな課題の本質的原因を担当コンサルタントと二人三脚で分析し、改善方針を立てました。

改善のスタート

 まずは店長・管理者を対象に、労働分配率についての勉強会および業績検討会議行いました、目的は会社方針・目標損益、労働分配率改善の必要性や労働分配率の構成要素について理解してもらうことでした。
 また、労働分配率改善の鍵は購買点数の増加対策を講じることにあるとを担当コンサルタントに指摘され、店舗ごとに具体的なアクションプランを提案され次々と対策を打ちました。この月次の業績検討会議は、店長・管理者が他店舗の業績や店舗格差に興味を持つきっかけにもなり、店舗主導の改善活動の推進、店長・管理者がリーダーシップを発揮する訓練の場にもなり、各店舗で店長・管理者のリーダーシップが発揮されるにつれ、購買点数増加の意識が全社員で共有され、店舗主導の改善活動は活発になった。さらに、パート・アルバイトスタッフからも現場視点の意見が多く出てくるようになるなど、巻き込みも順調に進んだ。また、購買点数増加のためのさまざまな取り組みが顧客へも伝わり、客数が徐々に回復していきました。

 結果
 1.購買点数+0.5点改善
 2.売上昨年対比114.8%、売上総利益昨年対比117.1%、営業利益昨年対比175.7%
 3.人件費大幅増加実現

 現在は次の段階として、パート・アルバイトスタッフの時給アップに挑戦中です。県内の同業平均よりも高い時給を支払う企業となり、スタッフ全員とその両親にも安心して、胸を張って働いていただける環境作りに取り組んでいます。

会社概要

目指せ!地域1番店!!

株式会社ビッグワン
住所 沖縄県沖縄市海邦町3番地18
電話番号 098-937-0661